インハウスデザイナーに興味がある人「インハウスデザイナーは残業はあるの? あったとして残業代は全額支給される? 残業をするかしないか自分で選べる?」
こういった疑問に答えます。
もくじ
- インハウスデザイナーは残業しなくて良い
- インハウスデザイナーは残業しても良い
- インハウスデザイナーで残業するかしないか選ぶ方法
この記事を書いている人
- 現在、web系のインハウスデザイナーとして勤務
- フルリモート勤務
- 社員契約だが実質、個人事業主として独立している
インハウスデザイナーは残業しなくて良い
結論、インハウスデザイナーは残業しなくても良いです。
なぜかというと、基本、制作会社のようにクライアントがいなく、ゆえに納期がないため、ゆったりと業務にあたれるからです。
体験談: 残業はまったくなし
私の場合、最初は残業をしていました。
webデザイナーとして入り、会社のサイトをリニューアルするのが最初の仕事だったので、
これをなるべく早く達成したかったからです。
残業代はもちろん、全額支給です。
会社のHPができた後は、みなし就業という形で、実質、個人事業主のような形で独立して働いています。
コロナ以降、こういった働き方を認める会社が出てきています。
そのため、今では残業をしてもしなくてもみなし8時間という形です。
これは、私が望んでそうしています。
理由は、個人事業として他の会社の案件を受けたり、個人でサービスを開発したいからです。
よくある質問: 定時退社をすると周りの目が気になりませんか?
よく周りが残業をしているのに、自分だけ定時で退社するのが気が引けるという声が聞かれます。
これについては、そもそもフルリモート勤務をすればOKです。
当然、フルリモートで働いていれば、周りの目は気になりません。また、インハウスデザイナーが一人の会社を選べば、他の社員で自分が関わるのは、自分と相性の良い人だけに限定できます。
適切に会社を選んでインハウスデザイナーとして働くと、自分が好きな働き方を実現できます。
インハウスデザイナーとして働く会社の選び方については、下記記事にまとました。
補足: 最初は残業をして信頼を獲得したほうが良い【実体験】
これは実体験でもあるのですが、入社後1ヵ月程度は、残業をして勤勉な姿勢を見せたほうが良いと思っています。
そこで、上司や周りの人間の信頼を獲得します。
信頼とは、以下の2点です。
- 自分の業務は別に出社しなくても自宅でできる
- この人はサボったりせず、高い意識を持って業務に当たる
これを最初に示すことが重要です。
クリエイティブの結果も大切ですが、会社によっては、結果よりもスキルや情熱のほうが評価されたりします。
事業会社でインハウスデザイナーが一人の場合、他の社員はクリエイティブの知見がないことが多いです。
つまり、かなり高度なスキルを使っても、そのスキルのすごさが上手く伝わらないケースがあります。
しかし、業務に向かう姿勢は誰の目にも明らかです。
これを最初に示すことで、その後の働きやすさが変わってきます。
それこそ、たとえばフルリモートで残業なく働きたいという要求を通せる可能性が高まります。
インハウスデザイナーとして働いた後の、賢い会社との付き合い方は、以下の記事を参考にしてください。
インハウスデザイナーは残業しても良い
結論、インハウスデザイナーは残業しても良いです。
なぜなら、インハウスデザイナーは残業をするもしないも自由に選べるからです。
体験談:
私は、他社とも付き合いたいために、残業をしない働き方を選んでいます。
しかし、入社後1ヵ月ほどは出社をして残業も1日3時間くらいしていました。
これは、完全に自分がしたかったからしていました。もちろん、入社後すぐに定時で退社することも可能でした。
つまり、今も望めば残業をすることはできますし、その時間分の残業代を得ることもできます。
私のように、今の会社以外の仕事をしたい、と思わない方の場合は、とにかくその会社にコミットしたいと考えるかもしれません。
その場合は、大いに残業をしたら良いです。
結局、自分の意思で残業をするもしないも自由に選べるのがインハウスデザイナーの魅力です。
インハウスデザイナーで残業するかしないか選ぶ方法
結論、会社選びが全てです。
なぜなら、会社選びで間違えると、インハウスデザイナーになっても残業をしなきゃいけなかったり、みなし残業などで損をする可能性があるからです。
よくある質問: インハウスデザイナーになれば残業しなくて良いの?
インハウスデザイナーになったからといって、制作会社に比べて残業が少なくなるかというと、違います。
入る会社によっては、制作会社よりも残業を強いられる可能性があります。
インハウスデザイナーで残業をするかしないか選べるポイント
- 会社選び
- 会社に不可欠な人材になる
以上の2点を押さえると、インハウスデザイナーとして残業をするかしないかを自由に選べる働き方が可能になります。
以下深堀します。
会社選び
基本、インハウスデザイナーが自分一人の会社を選ぶのがおすすめです。
少なくとも、まだ社内にデザインを内製化できるチームがなく、内製化に向けて社員を入れたいというフェーズにある会社です。
こういった会社を選べば、次のポイントである「会社の不可欠な人材」になりやすいためです。
具体的な会社の選び方については、下記記事を参考にしてください。
会社に不可欠な人材になる
残業をするしないを自由に選ぶなど、自分の働きやすい条件を会社に認めてもらうためには、会社にとって自分が不可欠な人材になることが有効です。
「やめられたら困る」人材になることが、良い意味で交渉の立場を有利にし、結果、自分の要求を通しやすくなります。
先の会社選びのポイントで述べたように、インハウスデザイナーが自分一人の会社であれば、当然、自分がやめたら他にデザインができる人間がいません。
やめられた場合、会社は、さらに採用コストをかけて人をいれなければならず、できれば今いるインハウスデザイナーの要求を入れてやめないで欲しいと考えます。
補足: スキルを高めてさらに会社にとって不可欠な人材に
たとえインハウスデザイナー一人の会社であっても、世の中に似たようなスキルを持っている人がたくさんいるのであれば、新たに人を入れるにしても採用コストを最小限に抑えられます。
つまり、自分のスキルを高めて市場価値の高い人材になれば、より不可欠な人材になれます。
たとえば、webデザイナーなら自社サイトのコーディングや、サーバーとの連携も行って、自分でなければ一人で全てをこなせる人間はなかなか見つからない状況にします。
さらにスキルの掛け算で、自社のyoutubeチャンネルの撮影と編集を手掛けても良いです。
このように、インハウスデザイナーからさらにその枠を超えて、多彩なスキルを身に付け、社内のクリエイティブの幅を広げていくことが、広く世間一般にも市場価値の高い人材になります。
それゆえに、社内でも他に替えのきかない唯一無二の人間になれるわけです。
そうなれば、残業の他にも、自分が理想とする働き方を実現するための条件を、会社に認めてもらいやすくなります。
こういったスキルを身に付けるための方法については、別記事を参考にしてください。
今回は以上です。
残業については、するもしないも自分の自由です。
インハウスデザイナーとしてその自由を実現するために、インハウスデザイナーになる前もなった後も、スキルを高めるための勉強を継続することが必要です。