インハウスデザイナーを目指している人「インハウスデザイナーの年収はどれくらい? ぶっちゃけ、制作会社とどっちが高い? インハウスデザイナーとして年収を上げるにはどうしたら良い?」
こういった疑問に答えます。
もくじ
- インハウスデザイナーの年収は制作会社より高い
- インハウスデザイナーとして年収を上げる方法
この記事を書いている人
- 制作会社からインハウスデザイナーへ転職を経験
- 上記経験により年収が100万円ほどアップ
インハウスデザイナーの年収は制作会社より高い
結論、インハウスデザイナーの年収は制作会社より高い
データが出ているのと、実際、私も制作会社から中小企業のインハウスデザイナーに転職して年収が100万円ほど上がりました。
インハウスデザイナーの年収と制作会社の年収を比較:
まず、制作会社のwebデザイナーの年収は、平均値が300万円台といわれています。
転職サイト大手doda(https://doda.jp/engineer/guide/creative/002.html)の記事を参考にすると、28際女性のwebデザイナーAさんは制作会社で年収300万円から、SaaS系企業のインハウスデザイナーへの転職で100万円アップしたそうです。
同じくdodaの記事によると、webデザイナーの平均年収は365万円です。多くの制作会社のデザイナーは年収300万円台だと思って良いです。
一方で、インハウスデザイナーの平均年収は、レバテッククリエイターの記事()を参考にすると、497万円です。
インハウスデザイナーの平均年収は約400~500万円台がボリュームゾーンと考えて良いです。
実体験:
私の場合は、制作会社のインハウスでは月30万円でしたので、年収は360万円ほどでした。
制作会社から中小企業のインハウスデザイナーへの転職で、年収は500万円になりました。
ちょうど、上で紹介したデータと同じ感じです。
補足:福利厚生について
制作会社のデザイナーと中小企業のインハウスデザイナーで比較した場合、差は年収だけではありません。
福利厚生の面でも一般に中小企業のインハウスデザイナーのほうが整っています。
私の場合、制作会社では裁量労働制が敷かれていて、残業代はもともと給料に含まれているという名目で一切つきませんでした。
また、ボーナスも0円でした。制作会社では結構このような会社が多いです。
中小企業のインハウスデザイナーへの転職で、ボーナスは少ないですが2ヵ月分、残業代も全額支給されるようになりました。
また、全体的に休みも多くなりましたし、有休も取りやすくなりました。制作会社のときは、忙しさが際立っていました。
働きやすさの面で、インハウスデザイナーは段違いだと感じました。ワークライフバランスを重視する人には、インハウスデザイナーのほうがおすすめです。
ただし、インハウスデザイナーといっても、選ぶ会社によっては制作会社と変わらない福利厚生や、ワークライフバランスが整っていないところもあります。
適切な会社選びについては、下記記事で解説しています。
インハウスデザイナーとして年収を上げる方法
インハウスデザイナーになってから年収を上げる方法は、以下の3つがあります。
- 大手企業へ転職
- ディレクターなどマネジメント職へキャリアアップ
- 副業
以下深堀します。
大手企業へ転職
インハウスデザイナーとして年収を上げるには、転職が最も手っ取り早いです。
特にweb系のデザイナーの場合は、短いスパンでの転職が当たり前になっていて、転職=キャリアップの風潮があります。
正直、社内で年収を上げるのは非常に難しいです。特に中小企業の場合、年収100万円上げるのに10年かかるのはザラです。
転職であれば、一発で100万円以上の年収がアップが可能です。特に大企業への転職であれば、年収を倍以上にできる可能性があります。
実体験:
実際、私は中小企業のインハウスデザイナーから大手企業への転職で、年収が倍以上になりました。
中小企業のときは残業代も合わせて年収500万円ほどだったのが、大手企業への転職で年収1000万円以上になりました。
中小企業のまま転職しなければ、定年まで勤めあげても届かなった数字です。これを一発で達成できるのが、転職です。
年収を大きく上げたいのであれば、大企業への転職がスマートです。
補足:大企業への転職は中小企業での実績が必要
中小企業のインハウスデザイナーが、誰でも大企業へ簡単に転職できるわけではありません。
大企業へ転職するためには、中小企業で得たスキルや経験をしっかりアピールできるようにしておくことが必要です。
大企業への転職を目標とするなら、逆算してどういったプロジェクトを推進して、どういったクリエイティブを達成すれば、大企業への転職へ有利なのかを考えて実行するべきです。
中小企業のインハウスデザイナーが大企業へ転職するための方法については、実体験を元に下記記事で詳しく解説しています。
ディレクターなどマネジメント職へキャリアアップ
インハウスデザイナーからディレクターなどマネジメント職へキャリアアップすることで、年収を上げられます。
デザイナーよりもディレクターのほうが年収が高いためです。中小企業の場合、課長など役職を得てマネジメント側になり、年収が上がるケースがあります。
実体験:
中小企業で規模が小さい場合、制作チームがなくそもそもクリエイターが自分一人しかいない場合があります。
私もそうでした。webのインハウスデザイナーとして入りましたが、デザイナーはもちろん、他にコーダーやエンジニア、もちろんディレクターはいませんでした。
広報広聴課という部署に配属されていて、私の場合は課長という役職を得ていました。
といっても、広報広聴課は私一人だけだったので、当たり前でした。そのため、平社員から昇進して年収が上がった経験はありません。
ただ、他の役職のない社員に比べて高い給料をもらっていました。中小なので若干です。
そのため、もし同じ課などにチームのメンバーがいる場合、課長やディレクターなどチームのリーダーポジションを目指せば、年収アップにつながります。
副業
副業をすれば、当然、トータルでの年収が上がります。
デザイナーは副業をしやすいスキルなのでおすすめです。
実体験:
私もインハウスデザイナーとして企業に属す傍ら、他社と業務委託契約を結んで副業をしていました。
内容は、ECサイトの構築やyoutube動画の撮影、webマーケティングのコンサルなどです。
インハウスデザイナーが副業をする場合、やはりデザインだけではなく、他のスキルも足し算できると高単価の契約を取りやすいです。
私の場合は、上記のような内容をパッケージにして、月30万円で業務委託契約を結んでました。
社員の基本給が30万円でしたから、同額を副業で稼いでいたことになります。
このように、副業を頑張ることによって、トータルで大企業の社員と同等以上に稼げます。
副業での案件の探し方や、安く買いたたかれないコツなどについては、下記記事で解説しています。
今回は以上です。
年収は端的に自分の価値を表す指標です。
今回の記事を参考にして、ぜひ年収アップをして価値を上げてください。