webデザイナーになりたい人「webのインハウスデザイナーになるため、デザインスクールに通おうと思っている。通うならどこがおすすめ? おすすめな理由は? どれくらいお金がかかる? そもそもインハウスのwebデザイナーになるのにスクールは必要?」
こういった疑問に答えます。
もくじ
- おすすめのwebデザインスクールはデジタルハリウッドです【実体験】
- webデザインスクールに通うのがおすすめな人は独学が厳しい人
- お金に余力があればwebデザインスクールに通うのがおすすめ
この記事を書いている人
- 現在、web系のインハウスデザイナーとして勤務。
- webデザインスクールのデジタルハリウッドに通った経験あり。
- 通って正解だったと思っている。
おすすめのwebデザインスクールはデジタルハリウッドです【実体験】
結論として、webデザインスクールはデジタルハリウッドがおすすめです。
理由は、デジタルハリウッドの他に私は通ったことがなく、インハウスのwebデザイナーとして勤務している今も、デジハリに通って良かったと思っているからです。
体験談: デジタルハリウッドの良かったところ
デジタルハリウッドの良かったところは、まずは動画教材です。
Photoshopの基本的な使い方、Dreamweaverというコーディングのエディタソフトの基本から動画で学べます。
初学者が基本を身に付けるのには、充分な内容だったと思います。
zoomでいつでもトレーナーに質問できるのも良かったです。
私は実際にスクールに足を運んだのは片手で数えられるくらいです。
ほとんどzoomを使って質問しながらスキルを上げていきました。
デジタルハリウッドの良くないところ
結論、デジタルハリウッドで良くないと感じたところがあります。
以下の2点です。
- トレーナーの質にばらつきがある。
- 「自走力」を引き合いに聞いたことを教えてくれなすぎる
以下深堀します。
トレーナーの質にばらつきがある
デジタルハリウッドにはトレーナーと呼ばれる人がいて、この人に分からないことなどなんでも質問できます。
ただし、トレーナーによって得意分野が異なります。
デザインの質問は分かるけれど、コーディングについては回答まで時間がかかったり、他のトレーナーにバトンタッチするということがありました。
また、ここからは相性の問題になりますが、自分から見て、しっかりとした態度で教えてくれるトレーナーもいれば、そうでない人もいました。
これについては、他記事で詳しく解説しますが、デザインスクールを上手く利用する必要があります。
デジタルハリウッドでいうと、zoomで質問をするトレーナーを指名できました。
Slackというコミュニケーションツールを使って、トレーナーに直接DMを送れます。
それを使って、説明が分かりやすいなど印象の良いトレーナーにあらかじめ自分がzoomに入ることを伝えておけば、時間を合わせてくれます。
トレーナーの多くはその方法で対応してくれますが、一度、DMをして来ないでくださいというトレーナーがいました。
そういったトレーナーは自分と相性が良くないということで、関わらないほうが良いです。
デジハリの中にも生徒を思いやって教えたいという姿勢のトレーナーもいれば、そうでない人もいるので、見極める目が必要です。
相性の悪いトレーナーに教えてもらうのはストレスが溜まり、時間の無駄にもなるので基本はトレーナーを選んで指導を受ける姿勢が大切です。
webデザインスクールの上手な使い方については、下記記事にまとめています。
「自走力」を引き合いに聞いたことを教えてくれなすぎる
デジハリではよく、「自走力」という言葉が使われる印象がありました。
要は、なんでも分からないことを聞くのではなく、まずは自分で調べて、それでも分からなかった場合にトレーナーに質問、ということです。
理由は、実際に働いてから、分からないことは自分で調べながらやることが求められるためです。
一方で、そもそも自分で調べて自己解決できる人は、スクールに通わないという側面もあります。
自分で調べることが難しかったり、その調べる時間を省略したかったりするからこそ、お金を払ってスクールに通います。
相性の悪いトレーナーの多くは、「自走力」という言葉を引き合いに出して、質問をしても適切に答えないか、参考サイトを出して終わりだったりします。
大事なのは、自走力の養成と、生徒をフォローするバランスだと思います。
このバランスが自分と合わないトレーナーは、えてして「こんなに質問に答えないならスクールに通っている意味なくない?」と思わせます。
もちろん自走力は大事なスキルだと自覚したうえで、それでもそれを理由に質問を跳ね返すトレーナーは避けるのがおすすめです。
webデザインスクールに通うのがおすすめな人は独学が厳しい人
結論、独学が難しい人はwebデザインスクールを使うのがおすすめです。
なぜなら、独りだとつまずきやすいところでフォローしてもらえるからです。
体験談:
正直に言うと、私はデジタルハリウッドに通わなかったら、自分一人で就職できるレベルのweb制作スキルを身に付けることが難しかったと思っています。
特に、webデザインを始めとしたweb系のスキルは、最初のハードルが高い印象があります。
Photoshopや、コーディングエディタのDreamweaverの使い方、デザインやコーディングの基礎など、この最初のところが一番重いと思っています。
特に私はコーディングで壁を感じました。
通い出して1ヵ月を経過した頃、コーディングが非常に「面倒くさい」と感じるようになりました。
楽しさも全く分からず、つまらなさも感じました。
ここで、とにかく我慢をしました。文脈からいうとここでデジハリのトレーナーの助けがあったからなんとかなった、というところですが、実際のところはそうではなかったです。
とにかく我慢をして書き続けていたら、いつの間にかストレスが少なく、なんだか楽しくなってきました。
この壁を越えてからは、javascriptやphpなど本格的なプログラミングをするようになっても、最初ほどの壁を感じていません。
誰しも最初の壁を感じるかは分かりませんが、実際、デジハリに通っても思うようなデザインやコーディングスキルが身につかない人はいます。
そういった人は、ひとつに私が感じた壁を超えられなかった人ではないかと思っています。
デジタルハリウッドの直接的な助けで壁を越えられたわけではありませんが、壁が出現する段階まで来れたのはスクールに通ったからだと思いますし、壁が出て「面倒だからやめた」とならなかったのは、お金を払っているから、後には引けないから、などの思いがあったからとも思えます。
そう考えると、やはり独学だと途中で投げ出した可能性が高かったな、と感じています。
特にコーディングは、初めての方は眠くなったり、つまらなくなったりしやすいです。
そのため、強制力を感じる環境に身を置いたほうが良い場合もあります。
私はとにかく我慢をして壁を越えましたが、ここでもちろん、トレーナーにフォローしてもらうこともできます。
私が壁を感じていたときは、そのトレーナーに質問をすることも面倒に感じていました。
独学が得意で、これまで資格試験など独学で結果を出してきた、など自信がある人は別ですが、ちょっと独学だと壁を越えられるか不安、という人にはwebデザインスクールに通うのがおすすめです。
お金に余力があればwebデザインスクールに通うのがおすすめ
結論、お金があるならwebデザインスクールに通うのがおすすめです。
なぜなら、分からないことがあったらいつでも質問できる状況が作れるからです。
体験談:
特に最初の頃は、ツールの使い方から作法まで、分からないことが多く生じます。ある程度基本を身に付けたら、後は適宜分からないことはググりながら進められます。
初学者の頃は、そのググり方も分からなかったりするので、いつでもプロに質問できる環境は心強いです。
私が通ったデジタルハリウッドは、zoomで画面共有をしながら質問できました。
質問の時間に制限がありましたが、一旦退出してまた時間を置いて入り直すなど、比較的に自由に質問できる印象でした。
特にPhotoshopでもDreamweverでも今分からないことを画面共有しながら質問できるので、コミュニケーションが取りやすかったです。
女性の方などは、zoomだといちいちメイクをしないといけないから面倒、と感じるかもしれません。
しかし、そこは別に自分のカメラをオフにしておけばOKです。
本人であることは前提で進みますので、トレーナーもあえて顔を映してください、などと言うことはありませんでした。
私は男ですが、毎回顔を付き合わせるのもストレスに感じたので、ビデオはオフで行っていました。
独学だと、不安や疑問を解決しづらいのが問題です。
特に自走力を身に付ける前は、サポートを得られるとハードルが下がります。
補足:
お金がなくてwebデザインスクールに通えない場合には、メンタなどのメンター契約ができるサービスがおすすめです。
下記2つが私も利用したことがあり、おすすめです。
- メンタ
- Udemy
メンタ
オンラインでメンターとマッチングできるサービスで、スクールよりも格段に安い価格で、プロのデザイナーやエンジニアとつながれ、分からないことはそれこそzoomで質問できたりします。
webデザインスクールに通うよりも安いのがメリットですが、自分と相性の良いメンターを見つけるのが難しいかな、という印象があります。
自分が顔を映さないだけではなく、相手も顔を映さないことがあります。
特にスクールの面接などを通っているわけではないので、質という点でも差が激しいです。
デジタルハリウッドの場合、相手の本名や顔が分かり、トレーナーとして採用された方が行っているので、相手の評価をしやすい側面があります。
私もメンタを利用して契約をしていましたが、総じて、ずっと契約をしたいと思える人には出会えていないのが現状です。
ただし、安い分、質は担保されないというところは割り切って使うのであれば、充分メリットはあると思います。
Udemy
デジタルハリウッドでは、基礎学習は動画教材を通して進みました。これが私は分かりやすくて良いと思いました。
独学でやるとすると、Udemyというサービスがおすすめです。
こちらも利用した経験があって、分かりやすくて良い動画講座が揃っています。Udemyもwebデザインスクールに通うより格段に安いのでおすすめです。
デジタルハリウッドでは、半年間で50万円ほどの費用がかかりました。
一方で、メンタは大体、ひと月3,000円~10,000円で契約できる印象です。
Udemyは常時割引サービスが行われていて、これを利用すれば動画講座を1,000円~2,000円ほどで契約できる印象です。
補足②:
お金に余力がないけれど、独学が不安でデジタルハリウッドなどのwebデザインスクールに通いたいという人もいると思います。
その場合は、学費ローンを利用する方法があります。
デジタルハリウッドでもこちらを利用することができます。
50万円ほどの受講料を借りて、卒業後の決められた期日から毎月1万円ずつぐらい返していけます。
これだと、webデザイナーとして働きながら返せます。月30万円ぐらいの就職が決まれば、割とすぐに元は取れたと感じられると思います。
今回は以上です。
私はデジタルハリウッドしか通ったことがないので、他のwebデザインスクールでどこが良いのかは分かりません。
デジタルハリウッドに通うことで、基礎が身につき、その後の発展的な学習は新たにスクールに通わなくても自分でできるようになりました。
お金に余力があって、さらに独学に不安を感じている人はwebデザインスクールがおすすめです。