インハウスデザイナー

インハウスデザイナーは自由と安定を求める人におすすめ【おすすめしない人も解説】

インハウスデザイナーは自由と安定を求める人におすすめ【おすすめしない人も解説】

インハウスデザイナーに興味がある人「インハウスデザイナーのおすすめポイントが知りたい。どんな人にインハウスデザイナーはおすすめ? 私はおすすめな人? 逆におすすめじゃない人は?」

こういった疑問に答えます。

もくじ

  1. インハウスデザイナーは自由と安定を求める人におすすめ
  2. デザイン以外のクリエイティブもしたい人におすすめ
  3. チームプレーで多種多様な大手案件を回したい人にはおすすめしない

この記事を書いている人

  • 現在、事業会社のインハウスデザイナーとして勤務。
  • 前職は制作会社。
  • 制作会社との比較で現在の会社のメリットを大きく感じている。

インハウスデザイナーは自由と安定を求める人におすすめ

結論、インハウスデザイナーは自由と安定を求める人におすすめできます。

なぜなら、制作会社に比べてワークライフバランスが整っていることが多く、そのため自由に副業などを行えます。

体験談: 制作会社と事業会社の比較

一般的に、制作会社のデザイナーは激務、事業会社のインハウスデザイナーは残業が少なくホワイトなイメージがあります。

私の場合、制作会社がブラックというわけではないですが、インハウスデザイナーの現在のほうが、やはり残業はしてもしなくても良いし、有給は取りやすいし、フルリモートだしと、とても働きやすいです。

家族や友人とのプライベートな時間を持ったり、副業も頑張りたいという人には、インハウスデザイナーのほうがおすすめです。

さらに、事業会社に転職して年収も100万円以上アップしました。制作会社のときはボーナスがなかったのですが、しっかりとあります。

安定と自由を手に入れたい人には、インハウスデザイナーをおすすめします。

補足: ワークライフバランスは事業会社による

一概に事業会社にいけば制作会社よりワークライフバランスが整っていて働きやすいかというと、そうではないです。

事業会社によっては、制作会社よりブラックということもあり得ます。

適切に事業会社を探さないと、肝心の安定と自由を手に入れられません。

事業会社の上手な探し方については、下記記事にまとめました。

デザイン以外のクリエイティブもしたい人におすすめ

デザイン以外のクリエイティブ、たとえばweb系ならコーディングやアプリ開発、動画撮影や編集もしたい人におすすめです。

インハウスデザイナーは、デザインに限らず横断的にクリエイティブの幅を広げやすいです。

インハウスデザイナーになって業務の幅が広がった【実体験】

制作会社から事業会社のインハウスデザイナーへの転職で、クリエイティブ業務の幅が大きく広がりました。

webデザイナーの求人でしたが、就職してからは、コーディングや簡単なwebアプリの開発、イラストの作成やyoutube動画の撮影や編集、また作ったサイトやyoutubeチャンネルの運用もやっているので、webマーケター的な業務も行っています。

副業では案件獲得のための営業から一人で行っているので、ここでも仕事の幅が広がりました。

制作会社のときは、デザインのワイヤーとコンテンツの内容を作って、後はデザイナーのディレクションという役回りでした。

また、副業もしている状態ではなかったため、その頃と比べると格段にクリエイティブの幅が広がりました。

このように、制作会社でたとえばwebデザイナーをしていて、他にもコーディングやプログラミング、動画の制作やマーケティングなど、幅を広げて行っていきたい人には、インハウスデザイナーへの転職がおすすめです。

補足:業務の幅は事業会社による

こちらも繰り返しですが、インハウスデザイナー=業務の幅が広い、というわけではないです。

入る事業会社によっては、既に制作会社ばりの分業制チームができあがっている可能性があります。

できれば、クリエイティブのチームができていなく、これから内製化に向けて、できれば一人で全ての業務をやってくれる人を求めている会社を選ぶのが良いです。

選び方について詳細は、別記事を参考にしてください。

よくある質問:デザイン以外経験ないけど大丈夫?

デザイン以外やってこなかったけど、コーディングなど別業務ができるか不安、という声が考えられます。

結論、やりながら学べばOKです。

インハウスの場合、クライアントがいないのでそこまで最初からハイクオリティーを求められないことが多いです。

特に会社からしてみれば、一人のコストで動画などの外注コストが抑えられるため、やりたいという意欲があるだけで歓迎だったりします。

たとえば動画の撮影や編集をやったことがなくても、今では学べるツールが多く存在しています。

安く利用できますし、上司に意欲を話せば、その費用を経費として認めてくれることもあります。

また、就業時間に勉強することも許可してくれる可能性も高いです。

まずは自分と相性の良い事業会社に就職して、スキルは徐々につければ大丈夫です。

独学の仕方やスクールの選び方については、下記記事を参考にしてください。

チームプレーで多種多様な大手案件を回したい人にはおすすめしない

チームを組んで、たくさんの大きな案件を回したい人には、インハウスデザイナーはおすすめしません。

なぜなら、大手案件をチームで回すには、制作会社のほうが合っているからです。

大手案件が多い制作会社は代理店案件が多い

制作会社のなかでも、特に代理店案件が多い会社は、だれでも聞いたことがある大手企業のサイトや広告デザインに携われ、かつ案件の数も多い傾向あります。

代理店案件というのは、クライアントと制作会社の間に、広告代理店が入っている案件のことです。

たとえば、電通や博報堂といった大手の広告代理店が間に入っていて、その先の大手企業のエンドクライアントとは制作会社は基本、直接会いません。

デザインを作ったら代理店の担当者にプレゼンをして、OKが出たら代理店の担当者がエンドクライアントの担当にそのデザインをプレゼンするという流れです。

大手の広告代理店が多額のお金で動かす分、案件の規模感が大きくなります。

大手のインハウスデザイナーになると、確かに大きな影響力のあるクリエイティブに携われます。

しかし、色々な大手企業の大規模案件の数をこなす、という意味では、やはり代理店案件の多い制作会社のほうが良いと思います。

補足: インハウスデザイナーで副業を使って大手案件の数をこなす【例外】

ただし、インハウスデザイナーになったうえで、副業を上手にして大手の案件を経験する、というのもアリです。

コロナ禍以降、働き方の変革が進んで、特にインハウスデザイナーではフルリモートで実質的に就業時間の定めから解放された独立した就業形態を認める会社が出てきています。

要は、社員の個人事業主化を推進することで、その個人のスキルアップを促して自社への還元を期待するのと、離職率を下げる狙いがあったりします。

こういった姿勢の事業会社であれば、むしろ副業で大手企業と関わるのはウェルカムなので、インハウスデザイナーとして蓄えたスキルをアピールして、大手案件を業務委託で行うのがあり得ます。

特にインハウスデザイナーとしてデザインだけではないスキルをアピールできれば、それは希少性につながるので、大手案件を受注できる期待値が上がります。

その方法であれば、インハウスデザイナーをしながら、色々な他社の大きな案件に携わることも可能です。

今回は以上です。

特に一人でクリエイティブの幅を広げたい人、制作会社よりも自由と安定を手に入れたい人には、事業会社のインハウスデザイナーがおすすめです。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

suga

ホテル、アイテム、日用品など実際に体験したものを忖度なく男女の目線でレビューしていきます。

-インハウスデザイナー
-