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インハウスデザイナーとして働くメリット「実体験」【就職する方法】

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インハウスデザイナーに就職・転職を考えている人「インハウスデザイナーのメリットはなんだろう。特に制作会社にはないメリットが知りたい。後は実際のところのデメリットも。制作会社で疲弊しているので、インハウスデザイナーになるか検討したい」

こういった疑問に答えます。

もくじ

  1. インハウスデザイナーのメリットはこちら【実体験】
  2. インハウスデザイナーにデメリットはない【実体験】
  3. インハウスデザイナーとして就職する方法【実体験】

この記事を書いている人

  • フリーランス、制作会社、事業会社の経験あり。
  • 現在は事業会社のインハウスデザイナー(web担当)として活動している。
  • 他社とも月30万のweb案件の契約をしていた。

インハウスデザイナーのメリット・デメリットに関して、受託系制作会社との比較も踏まえて、実体験に基づいて解説します。

インハウスデザイナーのメリットはこちら【実体験】

Set of designer supplies on workplace

年収・待遇・ワークライフバランスが良い【制作会社との比較】

結論、制作会社に比べて、事業会社のインハウスデザイナーのほうが年収・待遇、ワークライフバランスが良いです。

なぜかというと、クライアントがいなく、そのため納期がなく、数を売って稼ぐビジネスモデルではないからです。

体験談:制作会社から事業会社へ転職して年収UP

具体的な話をすると、私は制作会社から事業会社への転職で、年収が100万円以上アップしました。

制作会社のときは裁量労働制で残業代は新たにつくことはなく、ボーナスもありませんでした。

しかし事業会社に転職すると、残業代は全額つくだけではなく、ボーナスもしっかりと支給されました。

また、ワークライフバランスにおいても、残業2時間以上が当たり前だった制作会社とは異なり、事業会社では定時退社が普通で、現在はコロナと関係なくフルリモートで働いています。

よくある質問:どこの事業会社でも年収や待遇が上がるの?

「事業会社のインハウスデザイナーならどこでも制作会社に比べて年収が上がるの?」と疑問に思う人もいます。

確かに、私の体験では事業会社への転職で待遇が上がりましたが、どこの事業会社でも同じではないです。

転職する事業会社を間違えば、むしろ年収や待遇、ワークライフバランスが悪くなることもあり得ます。

インハウスデザイナーのメリットを享受するためには、適切な事業会社選びが必要です。また、就職後も、自分が働きやすい条件を認めてもらうために、取るべきスタンスがあります。

上記については、別の記事で解説します。

クリエイティブを広く深く追求できる

制作会社に比べて、携わるクリエイティブの領域が広く、かつ長く深く追求できます。

なぜなら、制作会社のように分業制を敷いていないからです。

体験談:制作会社では分業制、事業会社では一人で全てを行う

制作会社のときは、たとえばwebサイトを作る案件であれば、プロジェクトマネージャー、webディレクター、webデザイナー、エンジニア、コピーライターなど、それぞれの役割を持つ人がチームを作って業務にあたりました。

そのため、たとえばwebデザイナーはコンテンツ全体の設計や中身の企画をすることはないし、当然、コーディングやバックエンドのシステムを開発することもありません。

また、webサイトに動画を使う場合には、動画編集を専門にする人がいたので、その人が登場します。

一方で、事業会社のインハウスデザイナーで、クリエイティブが一人しかいない場合、上記業務を一人で全て担うことが可能です。

つまり、インハウスデザイナーの肩書を超えて、サイトのコーディングやアプリのプログラミング、社内youtubeの撮影と編集、会社のマスコットキャラクターのデザインとイラスト作成など、やりたいことはなんでもできます。

さらに、制作会社ではいかに短期間で納品し、数をこなして収益を上がるか、を実質的な目標として労働集約極まれりというビジネスモデルを採用していることが多く、一つの案件について長く深く関わることはありません。

一方で、事業会社であればサイトのグロースに深く関われ、他にもyoutubeチャンネルを立ち上げたらそちらの成長にも長く携われます。

よくある質問:一人で全部は大変じゃないですか?

一人で全てのクリエイティブを担うというと、大変と感じるかもしれませんが、「望めばやれる」という環境なので問題ありません。

制作会社では、別の領域にはその領域で給料をもらってやっている人がいるため、望んでもやれません。

インハウスデザイナーでは、デザインの領域外のクリエイティブ業務も、やりたければやって良く、やりたくなければ会社の経費で外注すれば良いです。

また、事業会社の選定段階で、web担当やクリエイティブ部門が一人でないところを選ぶのもあり得ます。

たとえばコーディングが苦手な場合、既にコーダーがいる事業会社を選べば、自分はデザインに集中できます。

ちなみに私は、デザインなど一つの領域だけではなく、幅広いクリエイティブを経験したかかったため、結果的にインハウスのwebデザイナーが一人もいない会社に入って良かったと感じています。

インハウスデザイナーのデメリットは回避できる【実体験】

結論、事業会社のインハウスデザイナーにデメリットはありません。

なぜなら、一般に言われるデメリットは、事業会社選びや働き方で回避できるからです。

一般に言われるデメリット:「携われる案件が少ない」

よく事業会社のデザイナーと、制作会社のデザイナーの比較で、前者はその会社の案件にしか関われないのに対して、制作会社は受託クライアントによって多様な案件に携われるというのがあります。

しかし、これは事業会社選びと、条件設定で全く妥当しません。

キーワードは、フルリモートと実質的な業務委託での正社員契約です。最近では、正社員という形でありながら、事業会社と独立した形(実質、業務委託契約での個人事業主)で働ける例があります。

私もそうで、動画の撮影の他は、フルリモートで打ち合わせは全てzoom、労働時間の縛りもありません(勤怠管理上、一応8時間のみなし就業という形)。

そのため、社員で入っている会社も一クライアントとして、他の会社と自由に契約を結べます。

つまり、事業会社でのメリットを享受しながら、一般的かつ代表的なデメリットの「案件の幅」も、他の会社と契約すれば解決できます。

ただ、これも働く事業会社によりますが、他の会社と契約をしなくても一つの会社の中でやれることは多くあります。

特にクリエイティブ部門やweb担当、インハウスデザイナーとして一人の場合、業務範囲はデザインに限らず広範かつ多岐にわたります。ありすぎて案件の幅を考える暇もないほど、コミットすることができます。

ただ、これも人によって、建設系の事業会社だけど化粧品関係のクリエイティブをしたいと思うなど、思考によっては他の会社と関わるほうが良いことがあり、それはそういった会社と別個独立に契約すれば良いわけです。

インハウスデザイナーとして事業会社に就職する方法【実体験】

Group of Multiethnic Designers Brainstorming

結論、インハウスデザイナーとして就職するには、制作会社かフリーランスで短期間でも実績を作るほうが良いです。

なぜなら、インハウスデザイナーは人気のため、ライバルは何かしらの実務経験や実績を持っていることが多く、その人たちに勝つ必要があるからです。

エントリーの前に実績を作る

事業会社のインハウスデザイナー内定を一つのゴールとして、まずは準備をする必要があります。

デザインスクールか独学で、基礎を学習する。

制作会社かフリーランスで、経験を積み実績を作る。

以上の準備が王道です。

具体的な準備の方法については、下記記事にまとめました。

事業会社を適切に選ぶ

自分のニーズに応じた事業会社選びがとても大事です。私の場合は、一人でデザインに限らず、多くのクリエイティブに携わりたかったため、自分が権限を持って横断的に働ける会社を選びました。

具体的な事業会社の選び方については、下記記事にまとめました。

事業会社の面接を攻略する

適切な準備をして、エントリーする事業会社を選んでも、面接に通らなければ働けません。

私が実際に面接でどんな準備をしたのか、希望する事業会社に入るための面接のノウハウは、下記記事にまとめました。

今回は以上です。

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suga

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